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2007年9月 5日 (水)

熊は森林の先住者

ブナの森林の散策に最適の季節となりました。

Rimg0001たんばら湿原の入口にこんな看板が立っています。これをご覧になって不安になったお客様から、「このあたりまで熊が出てくるのですか。」とよく聞かれます。そう、熊は出てきます。ツキノワ熊です。正確には、出てくるのではなく、玉原高原の森林に住んでいます。
 しかし、熊の生態を知れば心配には及びません。たしかに、熊は大きくて怖い存在です。でも、熊は人間を食事の対象としているわけではありません。そして、人間が熊を怖がるよりも熊は人間が怖いのです。だから、熊は人間の気配を察知すれば、逃げます。逃げることが出来ないとき、最後の手段として人に襲いかかります。
 では、「逃げることが出来ないとき」とはどんなときでしょうか。
 第1に、出会い頭です。熊が人の気配に気づかずに、接近した状態で出会ってしまうともはや逃げる余裕がないと思って、人を襲う事があります。特に、霧が立ちこめるような日は、視界が悪く、風もなくて人の臭いも嗅げないので、ニアミスの可能性が高いです。こんなときは、鈴を鳴らして、「人が行くぞ」と熊に合図を送ることが大切です。熊は鈴の音を聞けば、「人が来た、やばい。」と逃げてくれます。
  第2に、子熊です。子熊は人の怖さを知りません。道に迷った子熊は平気で人に近づいてきます。こんな時は、ともかく退散しましょう。一刻も早く、子熊から離れることが大切です。かわいいからと言って、ペットのようになでたり、だっこしたりするのは厳禁です。なぜなら、親熊は、必死で子熊を捜しています。子熊が人と一緒にいる様子を見れば、子熊が人に襲われていると誤解します。我が子を助けようと、人間に襲いかかります。
 第3に、人里に降りた熊です。熊はブナの実などの木の実を主食にしています。ブナの不作などで山の森林に食べ物がなくなると、やむを得ず人里に降りていきます。畑や果樹園で食べ物をあさります。農家の方も必死ですから、熊を射殺します。熊は殺される可能性があることを承知で、人里に降りるのです。こんなときは、熊は余裕を失っていますから、人を見るとすぐに襲いかかります。たんばら高原は人里ではありませんから、この点の心配はいりません。
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熊に襲われないために、気を付けるべきことがお解り頂けたでしょうか。たんばら高原では、熊の目撃情報はたくさんありますが、これまで事故はおきていません。当ペンションでは、熊に合図を送る「鈴」を無料で貸しだしていますので、これを付けて安心して、ブナの森林の散策を楽しんで下さい。
 写真は、ブナの幹に付いている熊の爪痕です。よく見ると、ほとんどの樹木にこんな跡が付いています。

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